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歯科医が警鐘を鳴らす、食べていると確実に「死」に近づく食べ物

「SECRET KILLER」
炎症と心臓発作、がん、アルツハイマーやその他多くの病気との驚くべき関係
それにどう立ち向かうべきなのか?
歯周病の怖さについては、これまでも多くの歯科医が警鐘を鳴らしてきました

歯周病のような慢性的な小さな炎症が、がん、糖尿病、高血圧症などの
生活習慣病の悪化に大きく影響するということが、すでに問題意識をもって語られていた

『高感度CRP』
現在では、慢性の炎症の度合いなどを知るための検査として使われるようになっています
この高感度CRPの検査によって、歯周病の治療をすると
CRPの数値が下がるという驚くべきデータが報告されています
これと同様に歯周病の治療によって、CRPが改善するというデータを得られています
できるだけ早く炎症を見つけられれば、生活習慣病や認知症のリスクを抑えることが可能
しかし、「生活習慣・食習慣を日々チェックすることが必要」と分かっていても
必要に迫られない限り行動は改められるものではありません

「SECRET KILLER」にかかりやすい食事
普段、口にする食品の中には、残念ながら健康に悪い影響を
及ぼす成分などが使われているものが多くあります
知らないうちにリスクを体に取り入れかねません

過剰な糖質、特に精製度の高いものは食後血糖値を急激に上げる元になります
玄米より白米、全粒粉のパンより白いパンは精製度が高い、ということを意識しましょう
ω6系脂肪酸(リノール酸など)は、取りすぎると動脈硬化などのリスクが上昇するので要注意
酸化しやすく、炎症を促進する活性物質を産生します

炎症を抑える作用のあるω3系のエゴマ油、亜麻仁油、紫蘇油、チアシードや
青魚の油(EPA・DHA)を取るのが理想的
さらに、トランス脂肪酸も要注意
加工油脂を使用した菓子、揚げ物などに含まれるトランス脂肪酸の取りすぎは
血中のLDL(悪玉)コレステロールを増やし、HDL(善玉)コレステロールを減らして
心疾患を引き起こす要因にもつながります

トランス脂肪酸を日常的にとりすぎた場合には生活習慣病になるリスクが高くなりますが
食品に含まれている栄養素には、同じようにとりすぎによって
健康に悪影響を及ぼすものがあります

偏った食事をしている人は注意が必要
成人の約8割が「SECRET KILLER」にむしばまれている
不具合はないから大丈夫という油断は、実は要注意
歯の病気、とりわけ歯周病は『もの言わぬ病』といわれます
初期の段階では、自分でも分かりにくく、自覚症状もほとんどありません
自覚症状が出てきたときには、病気はかなり進行していて
治療が非常に難しくなっていることが多い

歯周病は歯肉と歯の根の部分(歯根)の問にある歯周ポケットから細菌が侵入し
歯を支えている骨を溶かしてしまい、最終的に歯が抜けてしまう『歯肉と骨の感染症』
歯周病は、今や成人の8割がかかっているとされる国民病

厚生労働省患者調査によると、1日に全国の歯科に通院する患者数は
う触(虫歯)が27万6800人、歯肉炎・歯周病が42万8200人で過去最高を記録

超高齢化社会が現実のものになっている日本
食が豊かになりすぎたことで罹患リスクは高まり
「悩める晩年」が社会全体を巻き込んでいます
「歯と口の健康」がいかに大切か、改めて認識する必要がありそうです

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JA(邪)SRAC(楽)? その2

JASRACが強引なやり方をとるのは今回が初めてではない
最たるものが、音楽教室から著作権料をとる方針を発表し、多くの批判を浴びた問題
これに対して、宇多田ヒカルが
    「もし学校の授業で私の曲を使いたいっていう先生や生徒がいたら
                 著作権料なんか気にしないで無料で使って欲しいな」
          とツイッターに投稿するなど、アーティスト側からも疑問の声があがった

今年9月、ヤマハ音楽振興会など音楽教室を運営する約250の団体により
      JASRAC側には徴収する権利がないことの確認を求めた訴訟の
                          第1回口頭弁論が東京地裁で開かれている
このなかでJASRAC側は
               「一円たりとも創作者に還元しないのは極めておかしい」と主張
意見が真っ向から対立 今後も争いは続いていくことになる

こういった姿勢は、JASRAC会長も同じ
音楽教室の問題について記者から
        「音楽文化の根っこを弱らせると批判されている」と質問され、このように答えた
「音楽文化の振興を、JASRACの徴収が阻害するみたいな考え方はおかしい
   教室の方が積極的にそういうこと(著作権)を教えてクリエイターを増やし
             日本のいい楽曲をたくさん生んでいくことが、音楽文化の振興に必要」
詭弁としか思えないが、本番はここから
音楽教室から料金を徴収することは、音楽教育を阻害する行為であり
         それは将来的な音楽文化の衰退を招くものではないか
                              といった指摘をされるとこのように語った
「決して子どもさんからお金をいただこうと思っているわけじゃなくて
                     あくまでも営利目的の事業にペイメントをお願いしている
現に楽器教室なんかも全部子どもさんで成り立っているわけじゃなくて
                           子どもさんはほんの一部、大半は大人である」
音楽教室に大人がいないとは言わないが、「大半は大人」という説明には違和感しかない
仮に生徒が「大人」だったとしても、大人たちが楽器を習うことは
                        音楽文化の裾野を広げていくことに大きく寄与する
JASRAC会長の頭のなかはいかに金をふんだくるかだけで
                            音楽文化の普及などという観点はまったくない
彼らが本当に音楽文化の普及を考えているのであれば
                     批判に対してもう少し耳を傾ける姿勢があってしかるべき
そういう姿勢なら、そもそも「カスラック」などという声は出ないだろう
理事長にしろ会長にしろ揃いも揃ってなぜ批判を受けているのか理解しようとせず
            むしろ批判に対して挑発的な態度に出るJASRACという組織の前時代性

音楽教室からも著作物使用料を徴収する方針を打ち出したことに対し
     音楽教室側の団体「音楽教育を守る会」は徴収の保留を求めて文化庁に裁定を申請
JASRACは2018年1月に徴収を始める予定だが、先送りされる可能性がある
申請が認められ裁定手続きが始まると
             著作権等管理事業法により裁定が下るまでJASRACは
           使用料規程「音楽教室における演奏等」に基づく使用料の徴収ができない

音楽教育を守る会によれば、JASRACに対し
                       司法判断が確定するまでは徴収しないよう求めていた
しかしJASRACは、音楽教室を守る会が
       「(音楽教室の)利用者代表としての適格性に疑義がある」との主張を繰り返した

同会は「JASRACがいたずらに協議の引き延ばしを図っている」とし
      文化庁に協議の再開命令を申し立て、JASRACに対し協議再開命令が発せられた
その後も協議を行ったが、同会の主張をJASRACが受け入れず、今回の申請に至った

しかもJASRACがここまで血眼になって徴収しているのが
            本当に著作権者であるアーティストのためなのかは非常に疑わしい
肝心のアーティストへの著作権料の分配に関しても問題が指摘されている
今年8月、爆風スランプのドラマーであるであるファンキー末吉氏は
        著作権料の作曲者らへの分配が適正になされていないとして
               調査と業務改善命令を出すよう求める上申書を文化庁に提出
ファンキー末吉氏は会見を開き
                   著作権料がきちんと著作者に支払われていないと主張
その根拠として、自分自身も爆風スランプなどで2000年からの10年間
          全国のライブハウスで約200回のライブを開き
          自分が著作権者となっている楽曲を演奏したが
                     それに対する分配が1円も入っていなかったと語った
このようなことが起きた原因は、JASRACがとっている包括契約という方式にある
この契約では、ライブハウス側は使用された楽曲を一曲一曲報告して
 個別にJASRACに払うのではなく、決まった額を包括使用料として支払うことで
                   JASRAC管理楽曲を自由に使う許諾を得ることになる
その際、JASRAC側は、すべてのお店に人員を配置して
     何の曲が歌われたか調べるといったことはせず、一部のモニター店での
      演奏実績を基準としたサンプリング調査で徴収した著作権料の分配を決める
そのサンプリング調査の網の目から漏れた場合
                           ファンキー末吉氏のようなケースが起こる
ちなみに、ファンキー末吉氏はJASRAC側にサンプル店の公開を求めたそうだが
                               それにもまったく応じなかったという
この包括契約の方式は放送の分野でも適用されていた
「どの曲が何回放送されたか」などを1曲ずつ正確にカウントして
 楽曲使用料を算出する方法をとらず、放送局がJASRACに月単位
                        または年単位で一括して払うことにより
「JASRACに登録されている曲はすべて使用可能」という許諾をとる方式を採用していた
JASRACがこの契約システムを変えないかぎり
      放送局はJASRAC以外の著作権管理会社に登録されている楽曲を
                     使用するごとに追加の使用料が発生することになる
そこで当然起きるのは、JASRAC以外が管理している曲はコストがかかるし
                         手続きも面倒だから放送しないという動きである
なぜなら、JASRACは市場の90%以上を独占しており
    JASRACに登録されていない曲を締め出したところで、放送局側は特に不便はない
「イーライセンス社 放送使用楽曲の管理業務開始のお知らせ」
選曲時のお願いとして
        「前述のとおり、別途報告・支払いなど煩雑な作業が発生します
        *やむをえない場合を除いて、当面は極力使用を避けるよう、お願いします」
楽曲オンエアの制限について」
具体的にイーライセンスが管理するアーティスト名と作品名の60曲リストを添付
                「オンエアを当分見合わせることに致します」としたのは決定的
(後日、裁判では大きく問題視された)
JASRACと音楽業界のあり方に疑問を抱いた作曲家が、自身で作詞と作曲と
       編曲を手がけたものをJASRACの管理下から外し自身で管理することを発表
これにより一部のカラオケ会社で配信が停止になる騒動があったが
                       これも「包括契約」の制度ゆえに起こったことである

・余談
故人が好きだった曲を葬儀で使いたいときもJASRACに使用料を払う必要はあるのか
「故人が好きだった曲を葬儀で流したかったが
         葬儀屋に『著作権の問題が』と言われた」――こんなツイートが話題になった
JASRACによると、葬儀場で行う葬儀にJASRAC管理楽曲を使いたい場合
               葬儀場がJASRACと契約し、楽曲使用料を支払う必要があるという
会場に音響設備を整備して楽曲を流すのは、営利事業者である葬儀場であり
                          「楽曲の利用主体は葬儀場だ」と考えているため
使用料は、500平方メートルまでの場合1曲1回(5分まで)当たり2円
                               月額なら1200円、年額なら6000円など
(詳細はhttp://www.jasrac.or.jp/info/bgm/
既に多くの葬儀場が契約しており、JASRAC管理楽曲を流せるようにしている

JASRACと契約していない葬儀場で
                     JASRAC管理楽曲を使いたい場合はどうすればいいのか
担当者は「葬儀場に契約してもらうのが原則だが
                        困った時はJASRACに相談してほしい」と話している

自宅で行う葬儀は別
自宅の葬儀で楽曲を流す場合、楽曲の利用主体は喪主になる
喪主は葬儀を営利で行っておらず
   著作権法38条の「自由利用が認められる場合」に当たるため使用料は原則、必要ない

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JA(邪)SRAC(楽)?

日本音楽著作権協会(JASRAC)が、またもやとんでもない要求を出した
今度のターゲットは映画の上映権使用料
JASRACは、現在1本18万円の定額となっている外国映画の上映権使用料を
                         今後は興行収入の1%?2%に変えるよう要求
JASRACは来年4月からの実施を目指しているという
今後は、邦画や名画座などにおける
              過去作上映の上映権使用料のあり方も見直す方針を示している
さらにJASRACは、上映権使用料を配給会社や製作者からもらう
      現在のやり方ではなく、上映の主体者である映画館が支払っていく
                            仕組みづくりを目指していく意向も示した
これに対し、映画業界は猛反発
全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)は到底受け入れられないとしている
この抜本的な上映権使用料などの見直しはTOHOシネマズなどの
   大手シネコンはもとより、特に、小さな規模で運営しているミニシアターや
                                     地方の映画館に直撃する

「JASRAC問題」
現在の1作品一律18万円でなく興収に応じて徴収したいなら、その計算式を提示すべき
18万円というのは興収2000万未満の配給会社のとってはその額でさえ大きなコスト
                          大半のアート系映画はその前後の売り上げ
ここ数年、国内国外問わず良質なインディペンデント映画を上映してきた映画館が
                                       次々と姿を消している
以前なら学生が学割で映画を見るために学生証を提示したものだが
          今の客層は完全に中高年にシフト 2000年辺りから完璧に落ち始めた
少数の人に支持されるアート系作品をかけられる劇場が減り
      結果として、そういった作品を好む目の肥えた若い映画ファンも育っていかない
そんな悪循環は映画の「多様性」を失わせていくことにつながる
ただでさえミニシアターの状況は厳しいのにも関わらず、今回のような
          JASRACの動きは、映画業界におけるこの傾向を押し進めることになる

JASRACの懐が温かくなるのと引き換えに
    この国からは大手シネコンでかかる大作映画以外は上映する場所がなくなっていく
そんなことで本当に良いのだろうか?
JASRACのやり方は日本の映画業界の実情をあまりにもかえりみない横暴なもの

「教育と著作権」の問題でいうと、今年5月に起きた京都大学の式辞に関する騒動
京都大学のホームページに掲載された山極壽一総長の入学式の式辞に
   ボブ・ディランの代表曲「風に吹かれて」の歌詞の一部が引用されているとして
      JASRACが大学側に対し楽曲使用料が生じると指摘していた旨が報じられた
この件は大炎上した挙げ句
JASRAC側はこの件に関しては頑として徴収を訴えるようなことはなかったが
 引用した出典の記載もあり、どこからどこまでが引用なのかの区分も明確で
              「自己の創作部分が主であり、引用部分が従であること」という
引用の要件も満たしている式辞に対して威嚇のような指摘をしていた
これまで列挙してきたように、JASRACという組織のやり方に問題があることは明白
それによって多くの人が抱えた不満の火に油を注いだのは、JASRAC役員の対応
JASRAC浅石道夫理事長インタビュー(7月20日付)
                 ここで音楽教室の徴収に反対する人々の声をこう評している
「一般の人の反対には、反対のための反対
         『JASRACは気に入らないから、この機会にたたいてやろう』というのもある」

著作権料徴収によって引き起こされる音楽教育に与えるダメージについて
                議論しているのだが、これは話のすり替え以外なにものでもない
また、京大入学式の式辞の件に関し
「グレーな事案であり、徴収するとなれば訴訟になる可能性がある
                             経営判断として、そこまでしないと決めた
意見としては承るが反省なんかしていない」とした後、さらにこのように語る
『カスラック』という人たちは議論の相手だと思っていない
                         まっとうな議論をしている人には真摯に対応する」

現在のJASRAC会長が理事時代に
    「自家用車で聞くために、消費者はもう1枚同じCDを買うのか」という疑問に
                         「当然だと思う」と答えた発言がネット上で再炎上中
かつてはカセットテープ、現在なら自分で編集したCDなど
                「営利目的以外で楽しむ」のも許さないというのが現会長の持論だ
これには逆に法律侵害と怒る消費者がいても不思議ではない

車内BGM用にCDを作成したり、映画館で流れるサントラを楽しむ人は
                                むしろCDを買っているユーザーが多い
目先のお金にとらわれ浮世離れした発言をしていると、本当に街から音楽が消えかねない

そもそも、なぜ最近になってJASRACまわりで問題が立て続けに起きているのか? 
徴収対象を広げてきた背景には、CDのセールスの落ち込みにより
        レコード業界からの著作権収入が減少したことがあるとされると説明されている
実際その通りだろうが、そうであるならば、他から金をふんだくる前にやることがある

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SNSに「死にたい」と書き込む人の心理

自殺をテーマにした掲示板やチャットではなく
                 ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)、しかもTwitter
ハッシュタグ機能を使えば、同じ趣味嗜好の人とつながることができる
                                    誰もが利用しているSNS
投げかけられる二つの問い
「どうしてSNSに死にたいと書き込むのか?」
ここには二つの問いがある
なぜ「死にたい」とネットに書き込むのか その場がなぜ、SNSなのか

「死にたい」と書き込む理由は人により様々
程度の差はあれ、自殺願望を持っている人は
       その瞬間的な感情を書き込むことで自分の心境を整理している場合もある
また、書き込むことで「誰かに話を聞いてほしい」という心理が働いていることもある
自殺の話題は、現実(リアル)の人間関係では避けられる傾向があるため
               引かれないように現実では話さず、ネットに話し相手を求める
また、現実に相談相手がいたとしても
                 納得がいくやりとりがしたい場合にはネットでつながりたい
さらに言えば、「自殺の話ができるネットの知人」という位置だけにとどまらず
                          実際に会いたいと思っても不思議ではない
これまで「ネットの知人」が恋人になったり、「ネットの知人」と結婚をした人も少なくない
また、自殺をしないと決めた人もいるし
               死にたいと思いながらもなんとか生きる術を見つけた人もいる

かつて、自殺をテーマにした掲示板やチャットが話題になり事件の舞台にもなってきた
1998年12月、メンタルヘルスの相談を受けていた掲示板の管理人で
  “ドクター・キリコ”というハンドルネームの男(当時、北海道在住)が
           重篤なうつ病患者に対して、青酸カリ入りのカプセルを発送していた
メンタルヘルスの相談に乗りつつ、「死にたい」という声にも耳を傾けていた
重篤なうつ病患者の場合、話を聞くだけでは難しい
「いつでも死ねる薬があれば、今でなくてもいい。今は死なない」との思いから
                             青酸カリ入りのカプセルを送っていた
しかし、何人かが飲んでしまい死亡(それを知った男も自殺)

2005年には、自殺をテーマにした掲示板で
 「死にたい」と書き込んでいた男女3人が呼び出され
 苦しむ表情を見たいという犯人(当時、大阪府在住、死刑執行済み)の
                     欲望を満たすために利用されたという事件があった
犯人自身は快楽殺人を志向しており
             自らのホームページに犯行内容と似ている小説をアップしていた
犯行予告とも取れる内容で、その舞台に利用したのが自殺系掲示板で
             自らも集団自殺の志願者だと装い、そこに集まってきた人を殺害
(犠牲になった中には、いじめ被害者とされる男子中学生もいた)

時間を共有することが「つながっている」感覚
最近では、わざわざ検索して「自殺サイト」の掲示板やチャットを探すという手間を避け
 常的に使っているSNSに気持ちや意見を書き込み、交流するケースが目立っている

なぜ、「死にたい」という願望をTwitterに書き込むようになったのか
第一に、監視の目がゆるく、規制が比較的少ないサービスにユーザーは流れるため
自殺に特化した掲示板よりも利用者が圧倒的に多く
                              返事が期待できるメディアでもある
返信があった場合、短文のメッセージのやりとりが繰り返される
                           (それが、お互いが共有している時間)
時間の共有は、より「つながっている」感覚になっていく

悩み相談を受け付けている機関や団体は電話相談が中心
しかし、相談員が慢性的に不足している
メールやラインでの相談も受け付けているが
                  きちんとしたところほど、十分に検討してから返事をする
仮にその内容が適切だとしても、時間を共有している感覚は得られない
そのため、よりよい回答が得られても寂しさは埋められずSNSに接点を求めていく

ネットで知り合って、実際に会うことのハードルが低い時代になっていることも影響
そこに信頼感が加われば
              「ネットの知人」のアパートまでついていっても不思議ではない
「一緒に死ぬのと殺されるのは違うので
                   この事件の犠牲者は不本意だ」との意見がある一方
「結果として死ねたのだからよかったのではないか」
            「危険と知っていて行ったのだから自業自得」という声も聞かれる
「誰かと一緒に死んだとしても、寂しさは埋まらない」と言っていた人もいる
前提になっているのは、いずれも助けを必要としている存在であるという点
生きづらさを抱えていた20代女性が
「周りの軽い知り合いよりもインターネット掲示板で出会う、私のことを知らない
 “誰でもない誰か”の方が、よっぽど本音を言いあえてラクだったりすることがある」
                                           と語っていた

規制強化では救われない人も
今回のような事件が起きると、自殺系サイトの規制という話になってくる
プロバイダの自主規制という形で、犯罪や自殺を誘発する書き込みがある場合は
         削除したり、管理が行き届いていない掲示板は閉鎖することが増えた
現在も自殺をテーマにした掲示板はあるが
                      より具体的な書き込みは削除される方針にある

こうした事件を防ぐにはどうすればいいのか
インターネット上で自殺の話題ができなくするという規制強化も一案だが
  SNSで自殺の話をしたからこそ、最終的に自殺を思いとどまった人は救われない
規制強化によって精神的な居場所を奪われ、より死にたくなってもおかしくはない
外部からは見られないDM(ダイレクト・メッセージ)を監視するのも一つの対策だが
             完全に「ふさいで」しまうと、救われない人も出てくることになる
現在、ユーザー数の多いTwitterではDMを監視していないが
 自殺をほのめかすようなメッセージに関しては、機械的に削除するというよりは
  注意喚起や専門家につなぐ方法を地道に繰り返していくしかないのかもしれない

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どうにも「胡散臭い」・・・?

・「地震雷火事おやじ」、本当は「地震雷火事台風」
昔から、怖いものはと言えばすぐに思い浮かんでくるのが「地震雷火事おやじ」
怖いと思うものの名前を七五調に並べ、リズムの良い文章にまとめたもの

親父は怖い、すぐ怒る・・・なんて納得? 実はこの「おやじ」が本当は「親父」じゃない
この「おやじ」、漢字を当てると「大山風」(おおやまじ)
                       もしくは「大風」(おおやじ)だ、という説がある

「大山風、大風」とは現代で言うところの台風を示す言葉
本来は「じしんかみなりかじおおやまじ(おおやじ)」であったものを
               語調をよくするために「じしんかみなりかじおやじ」と言い換え
やがてそれが「地震雷火事親父」の意味だと、取り違えられたと言うことこと
この説にも異論はあります
「地震雷火事台風」では単に災害を並べただけで面白みがない
                最後に「おやじ(親父)」が来るからこそ、面白いという主張

・「ひょんなこと」の「ひょん」って?
「思いがけないこと」「意外なこと」と言った意味で使われる
                                「ひょんなこと」という言葉がある
「ひょんな事から知り合った」と言ったような使い方をします
                「ひょんなこと」の「ひょん」とは、一体どういう意味なのか?
室町時代に既に「ひょんなこと」という言い回しが使われていたことが分かっています
                        その時代は今とは違う意味で使用されていた
江戸時代の儒学者、新井白石はこの「ひょん」は
             「凶」という字の中国よみから来ていると説を著作に残しています
他にもイスノキという木に虫が寄生してできる
        虫こぶの穴に息を吹き付けると「ひょーひょー」と鳴ることから来たという説
他の木に寄生して成長する宿り木の事を東北地方で「ひょー」と呼ぶ地域があって
                               その名前が語源という説もあります

・「埒があかない」「うだつがあがらない」は建築用語
物事の決着がつく、つかないを「埒があく」「埒があかない」といいます
                        この「埒」というのは元々低い垣根や柵の意味
「埒があく」とは、この柵を設けて
                 土地の境界線を明らかにすることから来た言葉と考えられ
歳を取っても頭角を現せない
          低い地位に甘んじることを「うだつがあがらない」という言い方をします

屋根を支える横木と棟木の間に立てる柱を「うだつ」と呼び
       この柱が上から押さえつけられているように見えることから
                         「うだつが上がらない」という言葉が生まれた
簡素な家にはこの「うだつ」が使われないことがあり
          この事から、棟上げもできない境遇にあることを
                         「うだつが上がらない」と呼ぶ、という説もある

・「ピンからキリまで」はカルタから
価値の最も高いものから、最も低いものまで色々なものがある
                    という意味で使われる「ピンからキリまで」という言葉
南蛮貿易が盛んな時代、ポルトガルから持ち込まれたカードゲーム
                            このカードゲームは「カルタ」と呼ばれた
南蛮カルタと呼ばれたこのカードゲームはやがて日本風にアレンジされ
               1から12の札の組み合わせで遊ぶ「天正カルタ」となりました
この「天正カルタ」の一の札を「ピン」と呼び、十二の札を「キリ」と呼ぶ
「ピン」とはポルトガル語で「点」を意味する「ピンタ(pinta)」から来ているとされている
「キリ」の語源は十字架を意味する「クルス」がなまったという説もあるが
              日本語の「きりがない」の「きり」からきた、という説の方が有力

・きな臭い
紙や布などのこげたにおいがする際に用いられた語で、類語に「胡散臭い」がある
きな臭いの「臭い」は「らしい」といった意味の「臭い」でははなく
                            「におう」という意味そのままの「臭い」
本来の意味では
こげることが想定されていない紙や布などがこげた際には「きな臭い」を用い
      料理時の魚や肉など、こげることが想定されている物には「こげる」を用いる
きな臭いの語源は、「きぬくさい(衣臭い・布臭い)」の転
           「きのくさい(木の臭い)」の意味、「き」が「香」の意味など諸説ある
きな臭いは、火薬の臭いがするという意味から
        戦争や事件などが起こりそうな気配がする際にも用いられるようになった
想定外の物がこげた時に用いられる言葉であることや
   戦争や事件が起こりそうな気配を言ったことから
                   なんとなく怪しいことにも「きな臭い」と言うようになった

「胡散臭い」の「胡散」は中国語でも同じ「怪しい、疑わしい」という意味
この胡散という言葉の由来となっているのが
             ポルトガル語のVsanna(ウサンナ)だと言われており意味も同じ
しかしこれだけでは終わらないのがこの言葉、文字通り「うさんくさい」説は他にもある
江戸時代に高級品として知られていた焼き物で胡盞(うさん)という茶碗があった
高麗の焼き物と言われていたのだが
           実際のところ中国からのものが多く、本物かどうかわからなかった
また、同じく江戸時代、烏散(うさん)という薬があったが
苦いわりに効き目がないと言われていたため、疑わしい意味で使われるようになった
 
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3秒ルールは「アリ」

食べ物を床に落として「3秒以内に拾えば食べても大丈夫!」という
                          「3秒ルール」を適用したこと、ないだろうか?
食べ物を床に落として果たしてどれだけのバクテリアが食べ物に付くかを
                真面目に調べた科学者が、「3秒ルールはアリ」と結論付けた

・87%の人が床に落ちた食べ物を食べた経験あり
なんの根拠があるのか分からないこの「3秒ルール」
秒数の違いはあれど、実は世界各地に似たようなルールが存在する
                                英語圏では「5秒ルール」が一般的
アストン大学のアントニー・ヒルトン教授が500人を対象に行なった調査によると
                  87%の人が床に落ちた食べ物を食べたことがあると答えた
また、5秒ルールを適用しているのは女性の方が多いということが分かった

ヒルトン教授はこの5秒ルールの有効性を科学的に検証しようと
                さまざまな種類の床にさまざまな種類の食べ物を落として実験
・柔らかい食べ物は急いで拾おう
教授の説明によると、床の表面素材、落とした食べ物の種類、食べ物が
床に落ちていた時間が、食べ物にどれだけバクテリアが移るかに影響することが分かった
目に見えて埃にまみれてしまったら食べるべきではないが
    明らかにバイ菌に汚染されていなければ、室内の床に数秒落ちたくらいでは
        食べ物に有害なバクテリアが付く可能性は低いということが科学で示された
1000万個のバクテリアの中に、トーストを落とした実験について説明
床から3秒で拾い上げた時は25〜30個のバクテリアが付いたが
              30秒で拾い上げても、それ以上のバクテリアが付くことはなかった
ただし、だからと言って何でもそうであるわけではなく
        調理済みのパスタを落とした場合、トーストと比べ10倍のバクテリアが付いた
これはパスタの粘性が原因で、30秒後に拾った場合はバクテリアの数は
              さらに10倍になっており、柔らかい食べ物の場合
              床に放置された時間が長ければ長い方がバクテリアの数も増えた
また床の種類では、バクテリアが移る可能性が1番低いのはカーペットで
                  ラミネート加工された床やタイルの方が、リスクが大きかった

食べ物によっては30分も!?
ビスケットやトーストなど表面が硬い食べ物であれば
                   30分は放置しても大丈夫だという調査結果を紹介している

ヒルトン教授は、バーミンガム在住の40組の家族や生徒の自宅で台所
                   ダイニングルーム、居間の床のバクテリアをそれぞれ調査
学生の床の方が汚れてはいたものの、有害なバクテリアはあまり見つからなかったという

この調査をもとに、「5秒ルールを適用した方がいいもの」と
                           「30分床に放置しても大丈夫なもの」を紹介
教授によると、乾燥している食べ物や硬い食べ物は
                             時間が経っても汚染されるリスクは低い
一方で、より粘性が高く水分のある食べ物は、5秒ルールを適用した方がいいとのこと

例えば、「5秒以内に拾うべき食べ物」は、グミなどのベタベタしたアメ
調理済みパスタ、フライドポテト、ドーナツ、バターを塗った面を下にして落ちたトーストなど
一方で「30分放置しても大丈夫な食べ物」は、サンドイッチ、ポテトチップス
            トースト(何も塗っていないもの)、ビスケット、チョコレートとなっている

大部分のばい菌は、ブドウ球菌のように人間の肌から付く場合の方が多く
 「家の床に落とした食べ物を食べたから体調を崩すといった危険性は限りなく小さい」
                                              としている
室内が土足の住環境である英国でそうであれば
  室内では靴を脱いで生活している日本の住環境なら、余計リスクは低いかもしれない
ということで、今後は3秒ルール、時には30分ルールを適用して
              食べ物を無駄にすることなく堂々と食べよう・・・ただし自己責任で
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「人質が実行すべき対策」

外務省のパンフレットに見る「人質が実行すべき対策」

普段はあまり考えないことですが、私たち自身や私たちの子どもが
                    誘拐・監禁に遭うことも、けっしてないとは言い切れません
もし万が一、そんな事態に陥ってしまったとしたら、いったいどんな行動をとればいいのか?

外務省が配布しているパンフレットから、誘拐・監禁されたときのために
                            覚えておいたほうがよい対策をご紹介します

『誘拐された場合、どうしたらいい?』
外務省が広報しているのは「海外における脅迫・誘拐対策Q&A」というもの
「海外における」とありますが、国内での被誘拐時においても参考になる部分も多々あります
今回ご紹介するのは
           「誘拐された場合、生き残るためにはどうしたらいいですか?」という項目

『逃亡は良策ではない』
まず誘拐された場合
          「逃亡」は100%成功する確信がない場合には行わないほうがよいとのこと
誘拐事件の犯人の主たる目的は人質の殺害自体ではない場合が大部分であるため
               拉致の段階ではできるだけ早く自分の感情をコントロールし
                犯人の指示に従い生き残る可能性を高めることが重要だそうです

『監禁されたら』
監禁中、人質が実行すべきとされている主なことは次の通り
・犯人との間で人間関係をつくること(ただし「ストックホルム症候群」(※注)には注意)
・思想、宗教、政治等につき議論をしないこと
・家族や会社の情報、その他の個人情報を極力与えないこと
・自己管理をすること ・健康を維持すること ・環境を整備すること

『必ず開放されると信じる』
自分の感情をおさえ、自尊心を失わず、健康であり続けるよう注意をはらう
絶望的な状況下で行うにはとてもむずかしいですが
       必ず開放されると信じて上記のような意識を持つことが大切だと書かれています

「じゅうぶん逃げられる状況があったのでは?」という声もありますが
     無理やり逃亡しようとせず犯人との間で人間関係をつくっていたからこそ
               最終的に無事帰ることができるという見方もできるかもしれません

『外務省のHPで公開』
「誘拐されないために」という防犯対策はしきりにされるものの
        万が一「誘拐、監禁されてしまったら」については
                             これまであまり考えたことなかった人も多い

これを機会にそうした部分に目を向けてみるのもよいかもしれません
外務省の「海外における脅迫・誘拐対策Q&A」にはさらに詳しい情報が載っていますので
      気になる方は読んでみてください。ホームページ上からPDFで見ることもできます

※ストックホルム症候群
  誘拐・監禁などの事件で、被害者が犯人と近い距離で時間を共有した結果
                      犯人に対し同情や好意等を強く抱いてしまうことをさす
  1973年にストックホルムで起きた銀行強盗事件で
            監禁された被害者がしだいに犯人に協力するようになり
                       警察に抵抗するまでにいたったことからこう呼ばれる
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adgger
もう何ヶ月「なし状態」?潰れたか・・・(-"-;)

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