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はびこる“二重価格”の罠

実体のない高い値段を見せつつ、「~円引き!」「~割引!」と
     さも安売りをしているかのように見せかける行為のことを「二重価格表示」という
これは、不当景品類及び不当表示防止法(通称・景品表示法)第4条第1項第2号に
                   「有利誤認」として明記されているれっきとした違法行為
違反すると内閣総理大臣から措置命令が下され
        さらに違反すると2年以下の懲役または300万円以下の罰金が課せられる
埼玉県がまとめたページ(http://goo.gl/trkPl)によると
                        実体のある値引き前価格(比較対照価格)とは
(1) 過去の販売価格……一定期間以上その値段で売っていたことがある。
(2) 他店の販売価格……他店が実際にその値段で売っている。
(3)メーカー希望小売価格……メーカーが指定している。

一定期間その値段で売った実績がないならアウト
はっきり「これは違法だ」とまでは判断できないけれど
              怪しく思われても仕方ないものがアマゾンでもゴロゴロ出てくる

二重価格表示にダマされないコツ
何でも調べてみること
あまりにも割引率が高く設定されているものは、ちょっと疑ってかかるのがいい
製品名でググって、他店での販売価格を調べること
そのひと手間だけでダマされる可能性がぐっと下がる

ディスカウントの理由を、商品の性質とあわせて考えてみること
10~20%ならともかく、割引率のやたら高い安売りには何かしらの理由がある
ほとんどは、長く置いておくと価値が下がる商品を売り切りたいというもの
逆に、劣化しないもの・価値が変わらない商品は、大幅値引きはあまり望めない

割引されやすいっていう商品ジャンル 例えば電化製品やそのアクセサリー
モデルチェンジがあると既存製品は価値が暴落する
賞味期限間近の食品の大幅割引もよくある なかでも意外なのが缶詰
長持ちするように見えるから、賞味期限のことを見落としがち
リミットぎりぎりで気づいたお店があわてて叩き売りするなんてことがたまにある
上手に選べば、ちゃんと安いお買い物ができる

こういう業者が栄えることはまずない
アマゾンには消費者が商品に属性をつける“タグ ”機能があり
                   すでに“二重価格” というタグをつけられた商品がある
アマゾン自体もこういう手法を放置しないでしょうし
              悪質なら消費者庁や国民生活センターに通報してみてもいい
ただ、値引きのところだけを見ているからで
         その価格にしては優秀、なんて言われてモノ自体は悪くない事もある
実際の販売価格そのものと商品を見比べて
                   納得したものを買うという習慣をつけておくとより安全

二重価格表示にダマされないためのポイント
・大幅な割引はまず疑ってかかる!
・とりあえず商品名でググってみる!
・割引になっている理由を商品の性質から考えてみる!
・割引率でなく販売価格を見て買い物をする!
・悪質なものは消費者庁や国民生活センターに通報!

すべての高率ディスカウントがウソだとは言わないけど
                             怪しいのもいかに多いかを思い知る
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共通テーマ:日記・雑感

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adgger
もう何ヶ月「なし状態」?潰れたか・・・(-"-;)

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